上武県境 二子山から赤岩尾根P1を歩く

埼玉県境

記録:2017年7月2日
距離:約8.5km(17.8㎞)
時間:4時間(8時間30分)
※()内は、山行全体の数字


上武県境の後半戦、「埼玉のジャンダルム」二子山の西端から志賀坂峠を経て志賀坂諏訪山へ、その先、蓬莱山を越えて赤岩尾根P1までの区間はバリルート
帰路は八丁峠から沢ルートで坂本、坂本からは国道299号線を歩き二子山に戻る

赤岩尾根P1直下の急登は要注意!
ルート不明瞭、緩い足場多く、苔のついた岩はよく滑る、ホールドになりそうな草木も根付き弱くすっぽ抜ける
滑落即大怪我になりそうな場所なので慎重に

まずは「埼玉のジャンダルム」二子山を越えて県境へ

スタートは7時、股峠登山口の駐車場に車を停めてスタート
駐車場から股峠までは10分程度、股峠からは西岳と東岳への分岐になるが、今回長丁場のため東岳はパスし、西岳へ

股峠登山口、駐車場に車を停めて7時スタート
股峠
警告の立て看板

西岳へは巻き道の初心者コースもあるが、切り立った岩場を登る「上級コース」から、途中には警告の看板がたくさん
高度感たっぷりの岩登り、とはいえホールド、スタンス豊富なので、気を付けて登れば問題ないレベル
石灰質の浸食でできた岩場は薄刃状になっている所もあるのでグローブは必須

切り立った岩場の登り

岩場の登り切り、稜線に出ると進行方向に山頂標識が見える
好展望の痩せ尾根を歩き二子山(西岳)のへ
股峠からは1時間ほど、好天、見晴らし良いので、少し早いがここで最初の休憩

西岳の山頂からは岩稜帯の痩せ尾根を歩く。
なかなかスリリングなコースだが、見た目ほど危なくはないが、転んだら洒落にならないので気を付けて進む
20分弱で稜線の西端につくと、ここからが県境
今回は南西方向の魚尾道峠へ

岩場を登りきると二子山(西岳)の稜線
二子山(西岳)の山頂
好展望の稜線歩き、転んだら洒落にならないので注意して歩く

二子山から志賀坂諏訪山へ

二子山の稜線からの展望。志賀坂諏訪山、蓬莱山を経て赤岩尾根P1に繋がる尾根
西岳稜線の西端、ここから上武県境歩き

西岳の西端からは本番の上武県境
右方向に踏み跡が見えるが間違い、ペイントに従い左方向に下っていくと西岳唯一のクサリ場、なぜここだけクサリが残されているのか?
急な斜面を下りきった先に魚尾道峠

魚尾道峠
魚尾道峠から振り返って二子山(西岳)
魚尾道峠からはバリ区間だがルートは明瞭

ここからは志賀坂峠まではしばらくバリ区間
踏み跡も明瞭で歩きやすい。ところどころ県境の表示もあり目印になる。分かりにくい場所もあるが、尾根沿いに進めば、しばらくすると目印が目に入るので問題なし
少し開けた場所を通り過ぎると志賀坂峠に合流し、ここから一般ルート

県境歩きでは見慣れた境界の見出標
志賀坂峠、ここから諏訪山まではのんびりハイク

志賀坂峠からはのんびりとハイキング気分、中盤で階段の急登があるが気持ちのいいルートが続く
山頂近くなると南側が開け、両神山がキレイに見える
魚尾道峠から歩くこと2時間、11時前に志賀坂諏訪山に到着
ここで早めの昼食休憩、この先の難ルートに備える

志賀坂諏訪山、ここで昼食休憩

志賀坂諏訪山から蓬莱山を経て、赤岩尾根P1へ

蓬莱山への登り

志賀坂諏訪山からは赤岩尾根P1までは再びバリ区間
痩せ尾根の通過もあるがルートは明瞭で歩きやすい
途中、林道をかすめ過ぎた先、蓬莱山までは急登が続く
蓬莱山直下、足場が悪い急斜面を直登する。もしかすると登りやすいルートがあったのかもしれない
12時30分、蓬莱山に到着
蓬莱山の山頂からは、西側に視界が開け、曇っていて霞んでいるが浅間山が見えた

山頂直下、直登してしまったがたぶん間違い?
蓬莱山の山頂、遠くには霞んで浅間山が見える
最初は歩きやすいルート

蓬莱山から先は、今回の山行の核心部になる赤岩尾根P1へ
取付きまでは普通に歩けるルート、正面に岩場が見えてくるとP1への取付き
普通に考えればP1の北尾根を登り、下りする登山者なんて滅多にいないのだろう、踏み跡薄く、どこを登るか悩む

赤岩尾根P1の南尾根の取付き、この岩場の先が今回の核心部
P1直下の急登、今回の最難所

岩場から先が今回の核心部、登れそうなルートを見つけるのに一苦労
木々の隙間、通れそうなところをシャクナゲの枝、根を手掛かりに登っていく
苔の生えた岩は滑りやすく、足元は緩く心もとない
ときどき掴んだ枝がポッキリ、根っこがすっぽ抜けなんてこともあるので要注意!
確実に三点確保しながら慎重に登っていく

15時50分、赤岩尾根P1に到着
今回の県境区間はここまで

赤岩尾根P1に到着
P1から赤岩尾根の展望

八丁峠からは沢ルートで坂本、国道299を進み二子山へ帰る

八丁峠、ここがゴールだったら良かったのだが…
帰路は沢沿いの坂本コースから、最初は九十九折れに下る

赤岩尾根P1で難ルートは終わり、その先は一般ルート。
まずは八丁峠まで下る
八丁尾根に到着すると気持ち的にはココがゴールなのだが、まだ車を停めてある二子山の股峠までは3時間以上の道のりをあるかねばならない

大岩の休憩所

八丁峠から先は沢沿いの坂本ルートを歩く
最初は九十九折の下り、下りきったところからは沢沿いに進む
前半がハードだったせいもあり、沢沿いのハイキングルートに癒される
途中、大岩の休憩所を経て、のんびり歩いていくと坂本登山口に到着

沢沿いの涼しげな景色。休憩がてら沢水で顔を洗いスッキリ
坂本登山口、本当ならここから299号線を歩く

二子山登山口までは国道299を進むが、通り過ぎた車が停車、二子山登山口まで載せて頂く。
汗と泥に汚れた体で遠慮していたところ、ご自身も登山をするので気にせずにとのこと。二子山登山口までの短い時間だったが登山談義
登山仲間に感謝!感謝!

二子山登山口まで車に乗せてもらい、予定より早く股峠に峠に到着

ラクできたお蔭で最後の登りはサクサクと、暗くなることを覚悟していたが、まだ明るいうちに股峠に到着
18時股峠登山口の駐車場に無事ゴール!

今回は18㎞、8時間30分の行程、途中で車に乗せてもらい楽できた部分もあるが疲れた

ルートマップ

ヤマレコの山行記録
埼玉県境ルートを歩く 奥秩父/二子山・諏訪山・蓬莱山(2017年7月2日)

GPXファイルのダウンロードはこちら
二子山~赤岩尾根P1
※ZIPファイルを解凍して下さい。GPXログは未加工のデータですので、ルートミスもそのままです。あくまでも参考レベルでご覧下さい。

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