記録:2013年7月23日
距離:約7km(24㎞)
時間:約4時間(12時間)
※()内は、山行全体の数字
県境を初めて踏んだ山行、本格的に登山を始めたのが2011年なので経験も浅い時期
関東近隣のメジャーな山をメインで登っていた頃なので、まだ県境なんて意識はなかった
ただ印象に残っているのは体力的にハードな山行だったせい
甲武信ヶ岳、三宝山の山頂を踏むまでは良かったが、周回後半の雁坂嶺までの県境、奥秩父のアップダウンの多いコースに疲労感と膝痛に四苦八苦、登山初心者には無謀な計画だったと反省した山行だった
コースとしては、ある程度登山の経験を積んだ人なら特に危険を感じるようなところはない。甲武信ヶ岳、三宝石、破風山の稜線、雁坂峠と展望のよい場所も随所にある充実したコース
無理せず甲武信小屋で1泊して2日間の行程で歩くことをお勧めする
甲武信ヶ岳、三宝山までは順調に
早朝6時、道の駅みとみに車を停めスタート、天気は曇天、7月にしては気温が低く、暑い盛りを思えば山行向きの天気
登りは西沢渓谷から徳ちゃん新道を進むオーソドックスなコース。近丸の合流までは比較的急な登りがあるが、木の根の張り出しや、岩の露出もなく歩きやすい。中間点の近丸新道の合流点まで600mを登る、そこからさらに600mを登ると木賊山の山頂に到着、ここまで登り続けること4時間、思ったよりハード。



木賊山の山頂は木々に囲まれ展望はないが、少し先に進むと視界が開け正面には甲武信ヶ岳が見える。南側には富士山も見え展望良好。
木賊山から10分程度で甲武信小屋、登りで疲れた足を休めてから甲武信ヶ岳の山頂を目指す。

甲武信ヶ岳、名前の通り甲州(山梨)、武州(埼玉)、信濃(長野)の三県境
山頂からは日本百名山のうち43座が見えるという好展望のローケーションだがこの日は曇り空で展望は拝めず。


人気の山だけあって山頂は人が多いので、休憩そこそこに次は埼玉県の最高峰、三宝山へ向かう
甲武信ヶ岳山頂からは一度下ってから100m程を登り返すことになる。標高的には三宝山の方が8mほど高い
登り返した先で少し開けた場所に出ると三宝山の山頂に到着。左手少し奥まったところに山頂標識と三角点がある。
三宝山の山頂は木々に囲まれているが、少し戻って三宝石にでると絶景を堪能できる。天気が良ければ巨石の上でゴロンと横になってのんびりしたい。甲武信ヶ岳と違い人が少ないので休憩するのならこちらをお勧めする。




三宝山、三宝石と巡って、甲武信小屋までは巻き道で戻る。甲武信小屋からは後半戦のスタート
しかし、後になってこの後半戦に足を向けたことを後悔することになる
後半戦、埼玉県境の甲武信ヶ岳から雁坂峠を歩く
後半戦、甲武信ヶ岳、木賊山は巻き道で賽ノ河原まで進む。賽ノ河原からはこれから進む破風山が見える。印象としては結構遠い
一気に300mほど下り鞍部には破風山避難小屋、キレイな小屋で展望も良く避難小屋としておくのは勿体ない



避難小屋から破風山までの登り返し、既にスタートから7時間以上、疲労感を感じ始めていた
岩の露出した急斜面を登ること250m破風山(西破風山)に到着、展望がいいので気持ちは紛れるもののなかなかシンドイ
破風山から先に進み30分ほどで東破風山、東破風山を過ぎると雁坂嶺が視界に入る。さらなる上り返しのルートに心が折れそうになる
雁坂嶺手前の鞍部で膝が痛み始め、歩くことがさらにツラい、すでに苦行のような歩き。とはいえ先に進むしかないので最後の登り返しを耐える



ほうほうの体で雁坂嶺に到着、雁坂峠まで少し下って最後の休憩。
後は下るだけと思っていたが甘かった。急斜面の下りに膝が悲鳴をあげる。ここまで膝の痛みに苦しんだのは後にも先にもない
峠沢まで下ってやっと一安心、あとはスタート地点の道の駅みとみまでゆっくりと戻る



ツラい記憶ほど強く残るもので、だいぶ前の山行にも関わらず鮮明に記憶に残っている
甲武信ヶ岳から雁坂峠の区間は、計画が無謀だっただけで、実際にはアップダウンはあるものの、難所もなく展望も良い、もう一度歩きたい好ルートだと思う
この時は山梨側からの周回だったので、次は川又起点の埼玉側の周回で歩いてみようと思う。
無理をせず2泊3日で
ルートマップ
ヤマレコの山行記録
・甲武信ヶ岳+三宝山 徳ちゃん新道~雁坂峠経由コース(2013年7月3日)
GPXファイルのダウンロードはこちら
・甲武信ヶ岳20130713
※ZIPファイルを解凍して下さい。GPXログは未加工のデータですので、ルートミスもそのままです。あくまでも参考レベルでご覧下さい。
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