奥秩父周回ルート/熊倉山・酉谷山・矢岳・大反山・若神子山(酉谷山避難小屋泊)

藪岩

記録:2020年11月8日~9日
距離:約27km(8日:14㎞、9日:13km)
時間:12時間(8日:5時間40分、9日:6時間20分)


今回は熊倉山を経て、酉谷山で県境の長沢背稜に合流、酉谷避難小屋で1泊して、矢岳、大反山、若神子山を経て下山するルート
行程の半分以上が破線コース、奥秩父特有のアップダウンの繰り返しと、落ち葉が積もった急斜面の下りに苦労する
それでも、11月に入り気温もグッと下がり、低山歩きには持ってこい季節。天候にも恵まれ晩秋の山行を堪能

武州日野駅から熊倉山へ

早朝、自宅を出発し電車を乗り継ぎ秩父鉄道の武州日野駅へ
7時32分武州日野駅に到着、準備を済ませ7時45分スタート
熊倉山は2回目、前回は城山コース登り、日野コース下山だったので、今回は日野コースから登ることにした

駅を出発し車道を20分ほどで歩くと駐車場、公衆トイレあり
さらに40分ほど登り坂の車道を進むと、未舗装の林道との分岐があり、林道へと進む
しばらく未舗装の林道を進み15分ほどで林道終点の一の橋、といっても橋はない
日野コース登山口で登山届のポストもある

最初の小休止の後、寺沢川沿いに進む
ここからは登山道、沢沿いの登山道と、ゴーロの歩きは半々くらい
何度か右へ、左へと渡渉を繰り返しながら進むと沢が合流する場所へ

合流点にある標識が見えてきたら、そこから登りの山道へ
沢から離れるように、九十九折に登っていき、少し開けた場所にでると、そこが官舎跡

官舎跡を過ぎて少し上ったところ、登山道の左手に崖の谷間に引っかかった巨岩が見える
巨岩の下は、奥行きはないが洞窟になっている
前回登った時は洞窟の中を覗いたが、洞窟内の中に流れ落ちる細い滝を見ることができる

さらに上っていくと水場に到着
酉谷避難小屋の水が枯れている場合に備え、念のため2Lを給水

水場から少し進むと開けた場所にでると笹平
笹平という名前だが、笹は茂っていない

笹平から先はなだらかなルート
途中、登山道の右手にある炭焼き窯の跡を過ぎて、しばらく歩くと再び登山道は登りになる
小幡尾根と合流地点の標識からは、もうひと登りで熊倉山に山頂

11時30分、熊倉山1426mに到着

1年ぶり2回目、前回よりだいぶ余裕あり
山頂からの展望はいまひとつだが、南西側の木々の合間からは三峰山の尾根、その先になだらかな山容の和名倉山が見える
山頂で早めの昼食を済まし、山頂標識の先にある祠に安全登山を祈願

熊倉山1426m

熊倉山から蝉笹山、檜岳を経て酉谷山へ

13時、次の目的地の長沢背稜の酉谷山に向けてスタート
ここから先は一般ルートではないので、気を引き締めて進む
まずは、馬酔木のトンネルをくぐりながら斜面を下っていく、鞍部から岩場を登り返し、しばらく進むと蝉笹山の山頂

蝉笹山1440m

12時25分、蝉笹山1440mに到着
山頂には手書きのルートガイドがある、宗屋敷尾根方面のルートも書かれているが、ロープが張られ通行止めとなっている

蝉笹山から15分ほど進むとシラカケ岩、本日一番の展望地
残念ながら昼過ぎから雲が出てきてしまって、どんよりとした景色
熊倉山からは、木々の合間からの景色だった三峰山の尾根も、和名倉山もはっきりと見える。
北西には両神山
南には、この後歩くルート、小ピークの先、なだらかなピークの檜岳、さらにその先に埼玉・東京の都県境、長沢背稜の稜線

シラカケ岩で展望を楽しみ先に進む
シラカケ岩の先は切り落ちた崖になっているので、少し戻り、東側に回り込んで下っていく
鞍部からの登り返し、正面の岩場を越えると檜岳手前の小ピーク
この先、しばらく平和なルート
うっかりしていると素通りしてしまいそうなピークが檜岳

13時5分、檜岳1451mに到着
檜岳の先は急斜面の下り、積もった落ち葉でズルズルに滑る
鞍部から登り返し開けた場所に1452m地点
しばらく広い樹林帯を進む、この辺はルート不明瞭、何となく南東方向の小黒への登り斜面を目指して進む感じ

小黒への登り、踏み跡薄く、途中でルートを見失う
正しくは右(西側)回り込むように進むのだが、ピークを目指して直登してしまった
正規のルートではないが東側から回り込むように登り、多少足場悪く登り難かったが、特に問題なく小黒のピークへ

14時40分、小黒1650mに到着
小黒からは一度下り、鞍部の大血川峠へ
その後は、登り返した先に酉谷山の山頂

15時20分、酉谷山1718mに到着
山頂からは雲に霞んでしまっているが雲取山方面の景色、富士山は雲の向こうで見ることができない
振り返ると、木々の間から歩いてきた熊倉山も見える
風も出てきて寒くなってきたので、本日のゴールの酉谷避難小屋へ

酉谷山1718m

最後は一般ルートをのんびり歩き 、長沢背稜から南(東京)側に少し下っていくと、本日の泊地、ゴールの酉谷避難小屋に到着し、1日目の行程は終了

荷を下ろし、まずは一休み
笹平の水場で給水してきたが、水場からは細いがちゃんと水は出ていた

この日の酉谷避難小屋、日曜泊、翌日が平日ということもあってか利用者は自分ひとり
11月に入り、日が暮れるもの早くなった
暗くなる前に早めに夕飯を済ましてしまうと、18時過ぎにはやることもなくなる
これから秋の夜長が始まる

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