奥秩父深奥部周回ルート① 十文字峠から三国山・滝谷山を歩く

埼玉県境

記録:2018年5月4日~5日
距離:約13.5km(40㎞)
時間:8時間(21時間)
※()内は、山行全体の数字


奥秩父の深奥部を周回するルート、県境は十文字峠から三国山までの信武県境、三国山から滝谷山までの上武県境の約13km今回の縦走区間のうち一般ルートは、二里観音から十文字峠の信州往還と、十文字峠から三国山までの三国尾根の区間だけ、全体の半分以上は破線・バリ区間埼玉県境の山間部後半、ここからはハードモードの山行が続いていく

タツマノ尾根、シャクナゲ尾根 彩の国ふれあいの森から二里観音

1日目は県境の十文字尾根まで
彩の国ふれあいの森からタツマノ尾根、シャクナゲ尾根を歩いて二里観音までが前半戦
「山と高原地図」の表記では、私の持っている2012年度版だとまだ破線ルートで残っているが、最新のものだとルート設定がなくなっている廃道寸前のルート

スタートは、彩の国ふれあいの森の駐車場から、林道を進み10分弱のところの吊り橋を渡り登山道へ
吊り橋を渡り展望小屋までは普通のハイキングコース、展望小屋からは両神山を正面に見ることができる

彩の国ふれあいの森の駐車場からスタート
最初はハイキングコースから始まる
展望台からは両神山を一望

展望小屋を過ぎ、ルートを塞ぐトラロープを越えてタツマノ尾根へ、最初は斜面を登っていく、尾根筋まで登ってしまえば後はルートは分かりやすい
しばらく尾根伝いに進むが、小若沢の手前で西側を巻くルートになる。ところどころ踏み跡が薄い不明瞭なところや、崩落跡のザレタ斜面のトラバースがあったりで要注意

展望台を過ぎるとバリ区間、まずは急斜面の登り
尾根にのってしまえば、比較的分かりやすいルート
小若沢はピークを越えず、西側をトラバースして進む

小若沢を過ぎて再び尾根にのり直し、シャクナゲ尾根を進む
シャクナゲ尾根は名前の通しシャクナゲがたくさん生えている。5月上旬でまだピークには早いが既に咲き始めたピンク色の花が目を楽しませてくれる…最初のうちは
二里観音の合流点に近くなるとシャクナゲの群生地を漕いで進むところが出てくる。この後、シャクナゲの藪漕ぎを何度も経験してシャクナゲが嫌いになった

シャクナゲ尾根、小若沢を過ぎて再び尾根にのる
まだ咲き始めのシャクナゲ
シャクナゲの群生地

シャクナゲの藪を越えつつしばらくすると正面に大きな岩、踏み跡が見当たらないので歩きやすそうなところを探し右側を回り込んで斜面を登っていく
苔むしたフカフカな斜面をガシガシと登っていくと朽ちた道標、ここまでくると二里観音はもうすぐ
6時30分に出発し、約5時間で二里観音に到着

シャクナゲの群生地を過ぎると大きな岩に突き当たる、右側が昇りやすそうなのでそちらから
朽ちた道標まで登れは、二里観音との合流はもうすぐ
二里観音との合流点、破線区間はここまで

信州往還 二里観音から十文字峠まで

栃本から十文字峠までの区間を信州往還と呼んでいるネット記事や、登山記録があったのでここでも信州往還とさせてもらう
二里観音から十文字峠までは一般ルート、アップダウンが多いもののルートは明瞭で危険箇所は特になし、奥秩父らしい景色を楽しみながらのんびりと歩けるルート

二里観音に進む前に、寄り道で白泰山へ
栃本方面に少し戻ると白泰山山頂方面の分岐があり、樹林帯を登っていくと白泰山。当初の予定より30分程遅れ、最後のシャクナゲの藪漕ぎで思ったより時間をとられ、体力を削がれた

折角なので、少し戻って白泰山へ寄り道

白泰山で昼食休憩をとった後は、二里観音へ
二里観音にある白泰山避難小屋、キレイな山小屋で一度泊まってみたい。正面のノゾキ岩からは川又に伸びる尾根と、その向こうに奥秩父主脈縦走路の稜線が一望できる

二里観音、一里観音は栃本の近くにある
白泰山避難小屋
避難小屋の前にノゾキ岩、展望良好

前半がハードだったので、ところどころ倒木を越えるところもあるが歩きやすいルートがありがたい。基本、尾根筋を進むルートだが、赤沢山は北面を巻いて進み、三里観音を過ぎて大山は南面を巻いて進む
大山からしばらく進むと四里観音避難小屋、こちらもキレイな小屋で、かつ水場、トイレありで、避難小屋にしておくのが勿体ない

後半戦はのんびりとしたルート
三里観音
大山の手前に開けた場所、ここから林道方面にエスケープ可能
四里観音避難小屋
四里観音

避難小屋を過ぎて緩やかに登っていくと四里観音、さらに進むと栃本分岐、分岐から20分程度ほどでこの日のゴール、十文字小屋に到着
17.5kmを10時間、1日目の行程を無事終了

栃本分岐を過ぎて最後の登り
この日のゴール、県境の十文字峠に到着
宿泊地の十文字小屋

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