- 記録:2018年4月2日
- 距離:約17km
- 時間:6時間20分
埼玉県境ルートの山間エリアのスタートはいきなりのバリ区間からスタート
と、見出しで書いてみたものの、これ以前に赤岩尾根や、群馬との県境のバリ区間を歩いているので、実際にはそれ程ではない
山と高原地図には登山道としてはルート設定されていないが、一部区間を除いてはっきりとした踏み跡もあり、基本的にはのんびりとしたハイキングルート
途中、ルートを分断する採石場の迂回と、間違えそうな分岐(絶対間違えるだろ…というような分岐)に要注意

コースは飯能駅を降りて、青梅市の安楽寺までは6㎞弱、1時間30分ほど一般道を歩く
安楽寺の裏手に回り込むと成木尾根のスタート地点、安楽寺の横の小道から裏手に回り込めば標識のあるのですぐに見つかると思う。
地元の人たちにとってはハイキングルートなのか大きなアップダウンもなく、ノンビリとしたルートが続く


「黒山⇔安楽寺」の案内標識もあるので前半部分は迷うこともないだろう
途中、害虫駆除のハンターさん数人とすれ違う、時々銃声も聞こえ、大丈夫だろうと思うものの少々ビクつく
立ち話で聞いたところによると、熊の目撃があったたそうだ
以前、小沢峠の少し先で熊を見たこともある。近くにゴルフ場もあり、近くを通る車道からは車の音が聞こえてくるようなところなので、野生の熊もだいぶ生活エリアに近くに出没するようになったものだと思う。

採石場のう回路に要注意
しばらく順調に歩いていると、「立入禁止」の看板がルートを塞ぐ、ここで採石場にぶつかる。
私有地なので突っ切ることもできないし、何より看板の注意書きによると発破の現場らしい。それ以前に削られた崖を下ることは物理的にも無理



ここから迂回路を進むことになるのだが、右手の木に「小沢峠 採石地迂回」の小さな案内。よくみると「立入禁止」の看板の隅っこにも手書きで「小沢峠へ」と書いてある。
少し急な斜面を下り採石場を迂回、懸案だった場所も難なく通過できた

採石場を過ぎると、再びのんびりとしたルートが続く
標識だったり、木に直接ペイントされていたり、こんなに要らんだろ…というくらい、案内がある場所もあり、基本的には分かりやすい
ただ、中には紛らわしい分岐もあり、大仁田山への分岐の手前で1回目のルートミスをしている
あと熊ではないが、林の向こうからガサガサと草木を揺する音と、グルグル(ブヒブヒ?)との唸り声、たぶんイノシシ
途中の沢沿いで「ヌタ場」も見かけたので間違いないと思う


採石場が成木尾根のちょうど中間地点くらい、後半の途中で少し寄り道をして大仁田山へ
大仁田山の山頂は、木々に囲まれ、名栗方面に少し展望があるだけ
山頂で初めて他の登山者の方と会い、昼食をとりながら休憩とり本日の目的地の小沢峠に向かう

大仁田山を出た後は、小沢峠までは3kmで1時間弱。アップダウンも少なく歩きやすいルートだが、歩いている人が少ないのは採石場で分断されているせいか。大仁田山への周回で歩く人もいるらしいが、この日は成木尾根上ですれ違った登山者はなし
この日2回目のルートミスは小沢峠の手前
普通にまっすぐ進んだら下れないような斜面に突き当ってしまい一度引き返す。途中、右手に急斜面を下れる場所があり、そちらが正解だった。
一見、明瞭なルートの方が間違い、ということもあるので分岐のたびに確認をしながら進む癖をつけることも必要。この先の群馬県との県境のバリ区間で嫌というほど実感する。

そうこうのんびり歩いていると小沢峠に到着。ここまでの所要時間は6時間30分程度、飯能駅から安楽寺までの車道歩きが1時間30分かかっているので尾根自体は休憩込みで5時間程度か
こんなことを言ってはいけないのだろうが、途中の採石場の分断さえなければ、都県境尾根(長沢背稜)から繋がるコースでもっと歩く人が多いのだろうな、と思う

小沢峠に到着するも、この日のコース展望を楽しむことがなかった(正直、地味なコースだった)ので少々消化不良
時間も早かったので、先に進み高水三山(の内の二山)まで足を伸ばすことにする
沢沿いのルートは滝あり、畠山重忠公縁の史跡ありとなかなか楽しい
まだ日差しが十分残っているうちに岩茸石山に到着。この日初めて展望を楽しむ
岩茸石山からは歩いてきた成木尾根を一望することができ、一日の締めくくりとして、ちょっとした達成感を味わう

ルートマップ
ヤマレコの山行記録
・埼玉県境ルートを歩く 成木尾根(2018年4月1日)
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